報第1号から報第4号の以上4件については、いずれも
全員異議なく承認すべきものと決定いたしました。
次に、主な質疑の内容を報告いたします。
最初に、議第1号 令和3年度三条市
一般会計予算であります。第1表、歳出、第2
款総務費の
公共交通推進費では、
市内循環バスは主に
高齢者の方などに利用されているようだが、全体的に
利用者が少ないように見受けられる、毎年運行の
見直しをする必要があると思うが、どのように考えているのか、と質疑があり、現在の
利用人数で十分とは言えないと認識している、今後
公共交通全体の
在り方についての
見直しを考える中で、
利用者のニーズを踏まえて検討していきたい、と答弁がありました。
次に、第4
款衛生費の
精神保健事業費では、
コロナ禍で
自殺者が増加している中、特に女性の自殺が多いと言われている、このことを踏まえてどのような対策を推進していくのか、と質疑があり、
健幸づくり推進員による見守りなどを行っているが、
コロナ禍でそうした対応が難しい状況もあることから、
医師会等の協力もいただきながら、
インターネット等を通じた動画の配信など、
情報発信を行っている、助けにつながる方法を模索しながら進めている、と答弁がありました。
次に、第10
款教育費の
図書館等複合施設建設事業費では、市民の中には、今なお
三条小学校の跡地には何ができるのか、
鍛冶ミュージアムと図書館は合わないのではないかと言っている方がいるが、市民への周知が行き届いていないのではないのか、またまちなかの
にぎわい創出円卓会議では、市民からもっと意見をいただけるよう
事務局で配慮すべきではないか、と質疑があり、
広報さんじょう等による周知のほか、公民館の
イベントで写真を展示するなどしているが、市民に具体的な内容を分かっていただけるよう今後も様々な場面で取り組んでいきたい、また
円卓会議を通じて市民の様々な声を聞き、よりよいものにしていきたい、と答弁がありました。
次に、議第14号 三条市
看護職員奨学金貸与条例の制定についてであります。
奨学金の対象を
県央医療圏において将来
看護職員として従事する場合としているが、なぜ
三条市内に限定していないのか、と質疑があり、この制度は
県央医療圏における
看護職員の
人材確保を目的に創設するものである、一次救急は主に
市内診療所等が担うことになるが、二次救急については
県央医療圏の病院が担うことから、
県央医療圏の
医療体制の向上を目指しているもの、と答弁がありました。
最後に、議第25号 三条市
介護保険条例の一部改正についてであります。三条市は、他市と比較しても基金をため込み過ぎている、
保険料への還元を検討すべきではないのか、と質疑があり、今回多額の基金を取り崩して
保険料を抑えたとしても、今後の第9期、第10期と長期的なシミュレーションにおいては
保険料が跳ね上がるおそれがある、安定的な運営を行っていくことが
保険者の役割であると考えている、と答弁がありました。
以上が主な質疑の内容であります。
討論は、議第1号、議第3号、議第4号及び議第25号について、容認できない部分があるとして反対の立場からありました。
以上、当
委員会における審査の概要を御報告申し上げ、
委員長報告といたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) これより
市民福祉常任委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤和雄君) 以上で
市民福祉常任委員長の報告に対する質疑を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) 次に、
経済建設常任委員長の報告をお願いいたします。11番。
〔登壇〕
○11番(
野嵜久雄君) 皆さん、おはようございます。ただいまから
経済建設常任委員会における審査の概要について報告いたします。
最初に、審査結果を報告いたします。
議第1号については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定。
議第5号から議第8号、議第15号、議第21号、議第27号、議第30号及び議第33号の以上9件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定。
報第1号、報第3号及び報第4号の以上3件については、いずれも
全員異議なく承認すべきものと決定いたしました。
次に、主な質疑の内容を報告いたします。
議第1号 令和3年度三条市
一般会計予算であります。最初に、第6
款農林水産業費では、
土地改良事業費の
刈谷田川右岸排水機場維持管理費負担金について、
揚水機がかなり傷んでおり、
修繕費も相当かかって、
運転員も探すのが大変な状況である、
負担金が毎年増えているが、その辺は何か考慮されているのか、との質疑に対し、県営の施設であるが、
地元負担の軽減のために
土地改良区との協議の中で市の負担を少しずつ増額している、との答弁がありました。
次に、第7
款商工費では、
新規鍛冶人材育成事業委託料、
地場産業技術継承事業委託料及び
新規鍛冶人材育成事業補助金について、大幅な減額になっているが、新しい市長になって基本的な姿勢が変わったということか、との質疑に対し、
例年予算要求の段階でそれぞれの事業において翌年度の
対象者をあらかじめ見込んで計上していたが、今回から実際にそうした人材が現れた時点で
補正予算として議会にお諮りするという方針に変わったものである、市長が替わったことによって大きく方向性が変わったということではない、
総合計画に明記されているとおり、目指すべきところは変わらず取り組んでまいりたい、との答弁がありました。
続いて、
三条クラフトフェア実行委員会負担金について、他の団体と比べて飛び抜けて多いが、なぜか、との質疑に対し、
三条クラフトフェアは
来場者数が年々増えており、最近では5万人を超える規模になっている、現在
総合運動公園を会場として、
市民球場やその
周辺施設の
駐車場の借り上げや駅からの
シャトルバス運行に係る費用がかかるため、この部分を
負担金として計上している、との答弁がありました。
また、古
民家運営補助金について、令和2年度予算から半減しているが、理由は何か、との質疑に対し、本年度まで庭月の古民家と荒沢の古民家の2棟を計上していたが、庭月の古民家の利用は進んでいるものの、荒沢の古民家の
利用実績は残念ながらゼロという状況であった、この状況を受けて、庭月の古民家は現状のやり方で続けるが、荒沢の古民家は
補助事業をやめ、自主的に運営していただける団体を探索することとしたもの、との答弁がありました。
次に、第8
款土木費では、
公園費の
イベント業務委託料について、昨年よりも減っているが、これは
新型コロナ禍を加味したのか、それとも別の原因があるのか、との質疑に対し、ミズベリングで実施していたふわふわ
ドーム等の遊具を用いた
イベント等を
感染症対策上実施が難しい部分について減額したもの、また今年度についてはふわふわ遊具に代わり
ウェブ等を活用した
イベント等を実施した、との答弁がありました。
また、
社会資本包括的維持管理業務委託料について、どういう形で各地区へ配分しているのか、との質疑に対し、
建設課で管理していた当時の
事業費の平均的な値を取らせていただき、各地域の
事業費を設定している、との答弁がありました。
以上が主な質疑の内容です。
討論は、議第1号において、容認できない部分があるとして反対の立場からありました。
以上、当
委員会における審査の概要を御報告申し上げ、
委員長報告といたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) これより
経済建設常任委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤和雄君) 以上で
経済建設常任委員長の報告に対する質疑を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) 最後に、
総務文教常任委員長の報告をお願いいたします。8番。
〔登壇〕
○8番(酒井 健君) おはようございます。ただいまから
総務文教常任委員会における審査の概要について報告いたします。
最初に、審査結果を報告いたします。
議第1号については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定。
議第8号、議第11号、議第12号、議第16号から議第20号、議第22号、議第23号、議第28号、議第29号、議第31号から議第34号の以上16件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定。
報第1号から報第4号の以上4件については、いずれも
全員異議なく承認すべきものと決定いたしました。
次に、主な質疑の内容を報告いたします。
最初に、議第1号 令和3年度三条市
一般会計予算であります。歳入の市税について、
新型コロナウイルスの
ワクチン接種が終わると消費も回復するのではないかという予想もあるが、税収の
見通しはどうか、と質疑があり、令和3年度の
予算算定に当たり、
新型コロナウイルス感染症による減収に伴う
所得金額の減あるいは法人の
企業収益の減ということで、
景況感等を加味して見積りした、令和4年度以降については、
ワクチン接種が始まっても先行きについては現時点では不明であることから、その時々の
景況感などを十分加味した中で市税の
見通しを立てたい、と答弁がありました。
歳出の第2
款総務費では、
非核平和事業費について、広島市に直接行くということは大変重要である、広島市に行ってどのような学びの行動を取る予定なのか、と質疑があり、5年ごとに市内の各
中学校から生徒1名ずつを広島市へ派遣し、
平和記念式典に出席する、と答弁がありました。
また、代表として広島市に行った生徒は、その経験をどのようにしてほかの生徒に伝えるのか、には、前回の例では、代表の
生徒たちは現地で見聞きしたことをレポートにまとめ、各
中学校に配付している、またある
中学校では、代表の生徒が現地で学んだことをほかの生徒に話して伝えるという事業も行っている、とのことでした。
また、広報広聴費について、
広報さんじょうは月2回の発行であるが、
自治会や職員がかなり難儀をしているという話を聞いている、県内で月2回発行しているところはあるのか、と質疑があり、月1回発行が13
市町村、月2回発行が17
市町村である、また
自治会や職員に対する負担をしっかりと考慮しながら、来年度
情報発信の
在り方全体についてしっかりと検討を進めてまいりたい、と答弁がありました。
また、
ふるさと三条応援寄附金推進事業について、
ふるさと納税は今後も三条市の大事な財源になっていくので、もう少し行政が力を入れるよう検討してはどうか、と質疑があり、
ふるさと三条応援寄附金は大事な財源の一つである、燕市がいろいろな媒体を使って成功しているので、それらも参考にしながら、新たな体制という形で今現在検討しており、新年度も積極的にやっていきたい、と答弁がありました。
次に、第3
款民生費では、
総合サポートシステム事業について、幼児期から学校や
児童相談所との連携を行っており、
保護者にとってはお子さんの情報がずっと蓄積され支援に生かされているのは安心なことだと思う、
総合サポートシステムを開始してから10年近くたつが、市民に対して定着しているか、と質疑があり、
総合サポートシステムは機会があるごとに市民の皆様に啓発、周知をしている、結果としては毎年大きな増減はないが、支援を必要として把握している件数は一定線支援できており、しっかりと市民の生活の中に定着しているものと捉えている、と答弁がありました。
次に、第10
款教育費では、
小中一貫教育推進事業について、これまで三条市が先頭を走ってきた
小中一貫教育に対して今後取り組むところが多くなると思われるが、今後の展望について三条市の役割をどう考えているのか、と質疑があり、多くの
市町村から情報を得て勉強させていただき、三条市独自の
小中一貫教育、コミュニティ・スクールをつくり上げてきたものであり、三条市からも内外に多くの
情報発信をさせていただきたいと考えている、多くの
市町村で
小中一貫教育の導入が進んでいることから、お互いに連携し、三条市としてもよりよいものをさらにつくり上げ、また洗練していかねばならないと考えている、学ぶ姿勢を忘れずに努めていきたいと考えている、と答弁がありました。
次に、議第12号
公立大学法人三条市立大学中期目標についてであります。
地域貢献に関する目標として
地域企業との
連携推進という項目があるが、燕市との関係はどうなっているのか、と質疑があり、燕市あるいは
燕商工会議所に関しては、学長自ら訪問し、協力をお願いしている、また
産学連携実習については燕市の企業にも参画をいただいている状況であり、三条市だけではなく幅広い地域の企業から協力をいただく形で取組を進めている、と答弁がありました。
次に、議第20号 三条市
公益的法人等への職員の
派遣等に関する条例の一部改正についてであります。
三条市立大学への職員の派遣は何人を考えているのか、と質疑があり、今のところ5人を予定している、また今後については状況を捉え、派遣の人数を検討していくものと考えている、と答弁がありました。
最後に、議第29号 三条市
消防団員の定員、任免、給与、
服務等に関する条例の一部改正についてであります。一般の
消防団員と
学生消防隊員の活動の違いは何か、と質疑があり、一般の
消防団員は主に
災害活動であるのに対し、
学生消防隊員は
防火啓発活動である、と答弁がありました。
また、
学生消防隊は全国的な取組なのか、県内で導入しているところはあるのか、には、
学生消防隊は全国的な取組で、令和2年4月1日現在で5,404人の
学生消防隊員がおり、
右肩上がりで増加している、県内では新潟市188人、長岡市37人、柏崎市58人が現在活動している、とのことでした。
以上が主な質疑の内容です。
討論は、議第1号に対し、容認できない部分があるとして反対の立場からありました。
以上、当
委員会における審査の概要を御報告申し上げ、
委員長報告といたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) これより
総務文教常任委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤和雄君) 以上で
総務文教常任委員長の報告に対する質疑を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) これより討論を行います。
討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。
最初に、9番、小林誠さんに発言を許可いたします。9番。
〔登壇〕
○9番(小林 誠君) おはようございます。
日本共産党議員団を代表して
反対討論を行います。
反対する議案は、議第1号 令和3年度三条市
一般会計予算、議第3号 令和3年度三条市
後期高齢者医療特別会計予算、議第4号 令和3年度三条市
介護保険事業特別会計予算及び議第25号 三条市
介護保険条例の一部改正についてです。
反対理由を述べます。最初に、議第1号 令和3年度三条市
一般会計予算です。今回の予算は、
滝沢市長に替わって最初の予算です。この中では、これまで私たちが前國定市長の下で批判をしてきた
さんじょう一番
星育成事業、学びのマルシェの塾委託の中止や
子ども医療費の
助成期間を
高校卒業まで拡大するなど、大きく評価できる内容を含んでいます。しかし、以下の点で容認できません。
1点目は、歳出、2
款総務費、1項1目一般管理費の一般任用職員報酬をはじめとした各款にわたる一般任用職員報酬についてです。この一般任用職員制度は、平成23年度から三条市が導入した期限付任用職員制度を一般任用職員制度と名称を変え、昨年度からは国の制度である会計年度任用職員制度に中身が変わったものです。これまでの三条市の一般任用職員では、Ⅰ類の事務職やⅡ類の保育職では任期を3年としていましたが、昨年の会計年度任用職員制度に移行後は、任期が全て1年以内となっています。一般任用職員は、正規職員と同等の仕事をしながら、期限1年の不安定雇用の非正規労働者です。若者の人口減少対策の観点からも、また地域経済の観点からも、市役所が率先してこのような制度を続けることに反対いたします。
2点目は、歳出、7
款商工費、1項2目商工振興費のうち商工会議所振興事業補助金です。商工会議所における補助金の使途が三条市の商工行政とすみ分けしているとはいえ、重なる事業があります。商工会議所会員の加入率は46.7%と市内業者の半分も加入していません。商工会議所には、市内でも比較的事業規模の大きな事業所が加入しています。三条市では小規模事業者の廃業が続いている中、商工会議所に加入していない事業者にも目を配るきめ細かい商工行政が求められています。商工会議所振興事業補助金で行っている事業について、三条市が責任を持って実施していくべきであり、反対いたします。
3点目は、歳出、10
款教育費、1項3目教育センター費のうち県同和教育研究協議会
負担金です。国の同和対策事業特別措置法をはじめとする特別対策事業は、既に平成14年で終了しました。現在、平成29年に部落差別解消推進法が成立、施行されていますが、当時国会の参考人質疑でも国民の多くは日常生活で部落問題に直面することはほとんどなくなっていると明確に述べられ、立法事実がないとの指摘もされていました。子供たちに差別のない教育、幅広く人権の貴さを教えることは大切です。しかし、同和教育という特別枠で教える必要はなく、日本国憲法の平和主義、基本的人権に基づいて行うべきであり、この
負担金の支出に反対いたします。
4点目は、議第3号 令和3年度三条市
後期高齢者医療特別会計予算及び議第4号 令和3年度三条市
介護保険事業特別会計予算への繰出金について反対いたします。
次に、議第3号 令和3年度三条市
後期高齢者医療特別会計予算について
反対理由を述べます。後期
高齢者医療制度は、75歳という年齢で区切り、
高齢者を別枠の医療保険に囲い込み、負担増と差別医療を押しつける制度です。この特別会計では三条市の裁量が働く余地はありませんが、後期
高齢者医療制度の廃止を求める立場から反対いたします。
次に、議第4号 令和3年度三条市
介護保険事業特別会計予算及び議第25号 三条市
介護保険条例の一部改正について、併せて
反対理由を述べます。議第25号 三条市
介護保険条例の一部改正は、令和3年度から始まる第8期介護保険事業計画の実施に伴って
保険料率の額を改定する内容で、基準額である第5段階の
保険料額を現行の年額6万4,900円から6万9,800円に4,900円の増額、7.6%引き上げるという内容です。
引上げの理由は、これからの
高齢者の人口の増加に伴い、介護予防、生活支援サービス事業
対象者が増加するため、6年先の第10期介護保険事業計画を見越して、介護給付費準備基金を活用しながら運営するとし、第8期の3年間で基金を4億2,000万円取り崩して
保険料に充てるという説明でした。基金の取崩しをしない場合、
保険料を年額7万4,100円、9,200円の増額、14.2%の引上げが必要とも説明されています。
これまで介護給付費準備基金は、第6期の中間である平成28年第4回
定例会決算審査特別
委員会において、基金の金額が適正水準を大幅に超えていることから、市民の負担軽減のため、介護
保険料の引下げを要望する内容の附帯決議を全会一致で採択した経過があります。しかし、これは実行されず、第6期から現在の第7期まで2期連続で基金の取崩しは行われず、令和2年度末で基金残高は19億7,100万円の見込みとなっています。第6期からの6年間で11億6,100万円も基金が増えました。
今後介護保険事業にお金がかかるだろうということは理解できます。しかし、現在の基金残高は三条市が想定している基金適正金額の3.5倍にもなっています。これは、第1号被
保険者の年間
保険料の9割に相当する金額です。この基金に全く手をつけないまま介護
保険料を引き上げることには納得できません。
以上の理由から、介護
保険料を引き上げる議第25号 三条市
介護保険条例の一部改正と、その引上げを基にして予算を組まれた議第4号 令和3年度三条市
介護保険事業特別会計予算に反対をいたします。
以上、反対の理由を申し上げ、
反対討論といたします。
議員各位の賛同をお願いして、討論を終わります。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) 次に、18番、阿部銀次郎さんに発言を許可いたします。18番。
〔登壇〕
○18番(阿部銀次郎君) 皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、自由クラブを代表いたしまして、本
定例会における全ての提出議案について賛成の立場で討論を行います。
最初に、議第1号 令和3年度三条市
一般会計予算についてであります。令和3年度当初予算案は総額で473億8,700万円、前年度比8.1%の減とし、感染症の影響により市内企業の収益悪化や市民税、法人税等一般財源の減収が見込まれ、
新型コロナウイルス感染症対策に係る経費のほか、これまでの施設建設に係る公債費などの増加により、今後多額の財政調整基金を取り崩していかなければならない厳しい状況下にあります。市長が施政方針で述べられた子育て世代を強く支える、子育て世代が選びたくなるまち、困っている方々に丁寧に寄り添う誰もが安心して暮らせる地域社会、このまちの働き方の改革を見据えた新しい時代の行政サービスに関する政策をきめ細かく盛り込まれ、総じてしっかりと守りながらしっかりと攻めるという考えの下、初めて編成された予算であり、特に本予算の編成に当たっては財政調整基金残高20億円程度を確保し、実質公債費比率18%未満を維持しながら、財政調整基金を活用し、地域産業の活性化や図書館等複合施設の整備、
子ども医療費助成をはじめとする子育て世代への支援など、三条市の財政規律を将来にわたり守っていく手堅い予算を編成されていることから、これに賛成するものであります。
今ほど
日本共産党議員団から、議第1号に関しては後期
高齢者医療特別会計、介護保険事業特別会計、それぞれの繰出金について
反対討論がなされたところでありますが、まず後期
高齢者医療制度については国の制度設計によるもので、自治体の裁量が働く余地がないことは承知していると思いますし、本会議において議論すべき予算の内容そのものに反対すべき理由はなく、議第3号 令和3年度三条市
後期高齢者医療特別会計予算も含め、賛成すべきものであります。
次に、議第4号 令和3年度三条市
介護保険事業特別会計予算及び議第25号 三条市
介護保険条例の一部改正についてであります。本議案は、第8期介護保険事業計画の実施に伴い、計画期間における第1号被
保険者の介護
保険料率の額を改正するもので、基準となる
保険料額では年間4,900万円、7.6%引き上げるものであります。第1号被
保険者の負担増となるものですが、今後の介護給付費の
見直しを踏まえ、第8期の引下げに重点を置くのではなく、第10期までの間の長期的な観点での
保険料の上昇幅を抑えるために同基金を活用するということであり、
保険者の責務として安定した事業運営を行う観点から賛成するものであります。
次に、第7款第1項商工費のうち商工会議所振興事業補助金でありますが、この補助金は三条商工会議所が行う会員以外の事業所を対象とした事業へも有効的かつ効果的に広く活用されており、地域経済の活性化に資するものであり、賛成すべきものであります。
次に、各款の一般任用職員報酬については、会計年度任用職員制度の導入に伴う給与の引下げなどは行われておらず、その職務内容に応じ、休暇等の面も含めて適切に処遇されており、行政が率先して安定雇用を進め、地域経済に与える影響はないと思いますので、賛成すべきものであります。
次に、県同和教育研究協議会
負担金については、人権教育を進めていく上で同和問題の歴史を教えることは必要だと思いますので、賛成すべきものであります。
最後に、
新型コロナウイルス感染症の影響によって、三条市においても多くの方々が困難に直面し、不安を抱きながら過ごしています。そうした市民の不安を払拭しつつ、日々の暮らしを守るとともに、この難局を三条市がさらに成長するための絶好の機会と捉え、積極果敢に市政運営に当たっていただくことをお願いし、賛成討論といたします。
議員各位の御賛同をお願い申し上げ、討論を終わります。
○議長(
佐藤和雄君) 以上で討論を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
佐藤和雄君) これより採決を行います。
最初に、議第11号から議第24号の以上14件一括採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、いずれも原案可決であります。いずれも原案のとおり決定することに御異議ありませんか。